「雷貴は、あたしに言ってくれました。
『信じてください…。私を。
萌様の為なら…不可能なことでも、可能にして見せます。』って。
だから、あたしは雷貴が危ない状況になっても、
信じます。…あたしの為に勝ってくれると。」
そう。
だって…雷貴は、
ずーっと、これからも、
「あたしの執事ですから。
あたしの執事は、誰にも負けない…、
最強執事です。」
あたしだけの…最強で最高の…執事。
「な、何言ってるの…?」
アリス様は、あたしの強気な言葉を聞いて、少し動揺したような声で言った。
「アリス様は、損をしてます。
こんなに強い執事…龍さんを持ってるのに…。
貴女は、信じてないんでしょう?龍さんを。
だから、こーやって、あたしに『負ける』よう説得しに来た。
確実に、雷貴を自分の物にするために。」
