学校の廊下を歩いてるあたしは、
本当に堂々としてたと思う。




自分に偽りなく、
堂々と…。







あたし達が海に行ってる時、
クラスのみんなは慌ててあたし達を探してたらしい。



誰にも言ってなかったからな~…。






教室の前に着くと、

「……う。……かった………に会えること………わ。」

扉の奥から、アリス様の声が聞こえた。


「ちょうどよかったですね。
アリス様がいらっしゃって。」

あたしは無言で頷いた。




そして、
雷貴は勢いよく扉を開けた。