その日の夜…


「萌様。
明日は休みですので…


お出かけでも致しませんか?」

なーんて行ってきた。



「お出かけ?
うーん…」

確かに、この学校に入ってから外って出たことなかったなー…。




「いいけど…
どーしたの?急にそんなこと言って。」

すると雷貴は…



「そうですね…
最後の想い出作りみたいな物でしょうか?((ニコッ


しかも、
最近、萌様…元気がないので…

気分転換になるかと…。」

雷貴は…別れとか…考えてないの…?



ちょっと、軽蔑しそうになったあたし。
でも雷貴も何か考えて、
こんなこと言ってるってことは、

あたしは、まだ知らなかった。