「…ん…。」

目が覚めた時には、
自分の部屋のベッドで寝ていた。


周りには、すごい心配顔をしたクラスのみんなが。




「萌!?
大丈夫なの!!??」

葵…。
大丈夫って…

「あたし…どーしたの…?
何があったの…?」

あのとき、何が起こったのか全くわかんなかった。

ただ…視界が回ってるってことだけで…、



「萌ちゃん…階段の下で倒れてたんだよ…?」

「多分…誰かに押されて階段を転がったんじゃないかってな。

…これが、階段の踊り場に落ちてた。」

見せてくれたのは、
ルナ(ピンク)の宝石が付いたバッチだった…。