シンデレラガール








無言のまま着いた花壇は、
凹んでいるあたし達がバカみたいに思えるくらい…

綺麗に咲いていた。





「…ねえ…。」

あたしは、思いきって雷貴に話しかけてみた。

「雷貴が…あたしを抱き締めたとき…
なぜだか…抵抗出来なかったの…。

そのときね…あたし…
『離れたくない』って…思ったの…。


これって…何なの…?
これって…おかしい…?」

雷貴に聞いても…
彼は…

「……っ…。」


何も答えてくれなかった。