葵とのゲーム対決の翌日、


「参りますよ、萌様。」

「うん…!」

いつも通り、雷貴にドアを開けてもらって、

「ごきげんよう、皆さん!!」

って始まる。


…そこまでは、いつもと同じ。

でも違うのは…


「おはようございます、萌。」

「おはよ、

…葵。」


…あの日から、葵はあたしのことをちゃんと、"萌"って呼ぶようになったこと。