そいつらはあたしの身動きを取れなくすると、

どっか連れていこうとした。


「んんーん!!んん!!」

これ…宝探しゲームのひとつじゃない…!!

このままだとあたし…



「んん!!んんんん!!(イヤ!!助けて!!)

ん!!…っは!雷貴!!んん!!」

なぜか口に出した言葉は…

『雷貴』。


助けなさいよ…。あたしの執事なんでしょ…?



助けて…!!雷貴…!!