声の聞こえたほうを向くと、
紳士的な燕尾服に身を包んだ、
普通の執事とは違う雰囲気の…
「キング様…。」
キング様…龍さんが居た。
「キング様…。
萌様もそう呼ぶようになりましたか…。初めてお会いしたときのように、
『龍さん』とお呼びください。((ニコッ」
と龍さんは、引き込まれそうな笑みで言ってきた。
…でも、初めて会った時は…
アリス様の執事なんて…知らなかったし…。
「呼べませんよ…。
アリス様の執事を名前呼ばわりなんて…」
そー言うとキング様は、
「…そうですか…。((ニコッ」
悲しそうに微笑んだ。
