「…そんな地味なの最初に出すなんて…。
じゃあ、あたしは…」
あたしが、城の煙突みたいな形をした駒を取った時、
「も、萌様。そちらは、Rook(ルーク)と呼ばれる駒でございます。
Rookは、縦横になら、いくらでも進めますが、駒を飛び越えることは出来ません。」
「これ、ルークって言うんだ…。
じゃあ、これを…。」
あたしが一手を打とうとしたとき、
「萌様!お、お待ちください!」
雷貴は、駒を持ったあたしの手に重ねるように掴んだ。
「え…?/」
って、なんであたし照れてんのよバカ!!
「…Rookを使うのはまだ早いです。
Rookを取られては私達には不利になります。ここは、Pawn(ポーン)を。」
と言ってあたしかま持った駒を台の上の元の場所に戻し、
さっき、葵が一手を打ったのと同じのを差し出してくれた。
「そ、そーだね。」
な、なんか…これ…
めちゃめちゃ頭使うじゃん…。絶対。
