曖昧な気持ちのまま、


「それではこれより、

神崎葵、西条萌の

"ゲーム"対決を行います!!

司会は私、新田りのがお送りしまーす!!」



教室内で始まったゲーム対決。

葵は、自信満々な顔であたしの真っ正面に立ってる。


「萌さん。これは、本気の対決よ。

私だって手加減は致しません。貴女も。本気で。」

「葵…。

ね、葵。どーしてこんなこと…」

言いかけた時、

「3本勝負ゲーム。
まず最初のゲームは~?」

司会が入ってきたから、葵はあたしの言葉を無視して対決場所に行ってしまった。