「…今日だ…。」

今日は、葵とのゲーム対決の日。



葵とゲーム対決するなんて…
嫌な気持ちしかないし、



…雷貴のことも。

アリス様と雷貴のこと、
そのモヤモヤは消えずに残ってる。


等の本人は、変わらないままで居る。



「なんなのよ…。悩んでるの…あたしだけじゃん…。」

「…どうか致しましたか?萌様。」

雷貴は、いつもらしい優しさ溢れる言葉で聞いてきた。


「大丈夫!緊張してるだけかも。」

…聞けなかった。

『あの日、アリス様と何やってたの』
って。