「愛されなかったんです。翼様は。」 愛されなかった…? 自分の親なのに…? あたしは、聞いてはいけないものを聞いちゃったような気がした。 「奥様やご主人様は病院の経営をしております。 家に居る時間は少なく、小さいときから翼様はお1人でした。 その上、ご主人様方は翼様の誕生日さえも覚えてはいませんでした。 ただ…翼様を跡取りにすることだけを考えて…」 そんな… 翼ちゃんがそんな過去を… 翼ちゃんが皆の後ろを着いてくるのは小さいときに甘えられなかった… 未練…?