…そう。






「ダメでございます、萌様!!



…消毒で萌様のお手を汚したくありま…」

「消毒しなきゃいけないでしょ!?

もう…我慢して!!」

痺れをきらしたあたしは、シャツ1枚だった雷貴を脱がした。



「ほ、本当に出来ますから!!/」

「…ん~!!

本当、頑固なんだから!!」


もう、めんどくさくなったあたしは、

深くまでは切られていない傷口に

消毒した。


「いっ…」

「あ!!」

ヤバッ!…強くやり過ぎた…


「ご、ごめん!!雷貴…。」