(あげはside)


私は、どんなことにも負けなかった。
なんと言われてようとどうでもよかった。


でも、過去のことを言って来たやつはこいつだけだった。

私、今回ばかりは無理だ。
ごめんなさい、龍…………


夢花「早坂さぁん」

あげは「なんですか?」

夢花「あなたちょっと調子に乗りすぎよ、だからそこに立って?」

あげは「はぁ」

ガタッ

あげは「立ちましたよ?」

夢花「んふふふ。」

夢花「ねぇ、あれを出して?」

生徒A「はい」

スチャ

それはカッターナイフだった

夢花「ショーの始まりよ」

あげは「やりたきゃやれよ」

夢花「そ、じぁ遠慮なく」

ザクッ

あげは「…ぐっ」

夢花「きゃはははは!!」

夢花「こっけいね?相当なショーよ!!」

あげは「これ…で…気が…済むな…らいくら…刺したって…かまわない」

夢花「そう?なら。」

ザクッ ドスッ

あげは「ぐはっ……」

夢花「そろそろあなた死ぬわよ?」

あげは「私は、負けたりしな…い」

??「やめろ!!!!」

夢花「だれよ、あんた!」

あげは「裕人…………??」

裕人「あげは!しっかりしろよ!」

あげは「……裕人。ごめ…ん……ね」

裕人「あげは!!」

あげは「あり…が………」ガクッ

裕人「あっ、あげは!!!おいっ!」

侑李「あげは…………?」

真「早坂?」

仁「あげは!!」