アン♡ラッキーガール






店の中は思ったよりシンプルだった



でもなんとなく居心地は良くて



だけどあたしは



ただただ、ここで事故が起こらないことを祈るばかりだ



あたしだけならいいけど



周りの人には何も起こらないように




「どれにする?」



そう言って彼がメニューをあたしに向けて開いてくれる



「え、あたしが決めていいんですか?」



「なんで?決めてもらわないと困る」


なんか、また笑われた気がする



「じゃあ、いちごパフェ頼んでもいいですか」



「うん、おっけい」



彼はドリンクを頼んで、一緒に注文してくれた



だけど



「すみません。只今いちごパフェは作るのにお時間がかかってしまいますが、よろしいでしょうか。」



うん



いつものこと



「どうする?モモちゃん」



「あ、ケイ…トさんが時間大丈夫ですか」




「うん俺は長い方が楽しいし。じゃあお願いします」



「かしこまりました」