店の中は思ったよりシンプルだった
でもなんとなく居心地は良くて
だけどあたしは
ただただ、ここで事故が起こらないことを祈るばかりだ
あたしだけならいいけど
周りの人には何も起こらないように
「どれにする?」
そう言って彼がメニューをあたしに向けて開いてくれる
「え、あたしが決めていいんですか?」
「なんで?決めてもらわないと困る」
なんか、また笑われた気がする
「じゃあ、いちごパフェ頼んでもいいですか」
「うん、おっけい」
彼はドリンクを頼んで、一緒に注文してくれた
だけど
「すみません。只今いちごパフェは作るのにお時間がかかってしまいますが、よろしいでしょうか。」
うん
いつものこと
「どうする?モモちゃん」
「あ、ケイ…トさんが時間大丈夫ですか」
「うん俺は長い方が楽しいし。じゃあお願いします」
「かしこまりました」

