アン♡ラッキーガール






それから少しして、無事にあたしの元へ届いたパフェを




ケイトくんにも分けてあげたりして



男の子とこんなことをしたのも初めてだったけど



すごく楽しくて



こんなに幸せな気持ちになったのは、久しぶりだった





パフェを食べ終わってカフェを出ると



ケイトくんはあたしを家まで送ってくれた



「ここまで来ればもう大丈夫なの?」


「う、うん…こんな所までほんとにありがとう!」



「こちらこそ。また、明日ね」



「うん!ばいばい!」


もう辺りは薄暗くなったいたのに



ケイトくんの太陽の笑顔で、


手を振って背を向けた



いつもなら、災難が起こる前にそそくさと家に入ってしまうけど



あたしはケイトくんの小さくなっていく背中をずっと



ずっと見てた