それから少しして、無事にあたしの元へ届いたパフェを
ケイトくんにも分けてあげたりして
男の子とこんなことをしたのも初めてだったけど
すごく楽しくて
こんなに幸せな気持ちになったのは、久しぶりだった
パフェを食べ終わってカフェを出ると
ケイトくんはあたしを家まで送ってくれた
「ここまで来ればもう大丈夫なの?」
「う、うん…こんな所までほんとにありがとう!」
「こちらこそ。また、明日ね」
「うん!ばいばい!」
もう辺りは薄暗くなったいたのに
ケイトくんの太陽の笑顔で、
手を振って背を向けた
いつもなら、災難が起こる前にそそくさと家に入ってしまうけど
あたしはケイトくんの小さくなっていく背中をずっと
ずっと見てた

