after Shining Moon&Star's 完結

そんな黒川さんに、あたしは今、、、なんて声を掛けるのが正解なのだろうか?


「あぁ。秋くんのことなんて、好きにならなきゃ良かった。あの時、秋くんが断ってくれたら良かった。そしたら、、、こんなに、秋くんのことを好きになんかならなかったのに」


あの時、、、


そう思って、過去を後悔した日が、、、あたしにはどれだけ、あっただろう。


あの時、あの時、、、


そう言って、時間が戻ってくれたら、どんなに良いだろう。


だけど、時間が戻ってくれることは無くて、、、


そう思っている間も、時間はただ、、、進んでいくだけ、、、


あたしは、歩みを止める。


「白戸先生?」


そんなあたしに、不思議そうに黒川さんは声を掛ける。