after Shining Moon&Star's 完結

あたしは出席簿たちを手に、席を立つ。


そして、隼人と一緒に自分のクラスへと向う。


「ねぇ、どうして、この高校選んだの?」


きっと、隼人のことだ。


どこからも、聞く手数多なのではないのだろうか?


「教育実習で、母校の高校に行った時。もう、雫月先生は居なかった」


、、、だから?


あたしは隼人の様子を伺う。


隼人はチラッと、あたしのことを見る。


「なんとなく、会いたくなった。変な先公に」


先公って、、、


自分だって、今は先公じゃない。


てか「変な」って、何よ!「変な」って!!


「あたしは至って、普通の教師よ」


ムッ。と、しながら、隼人に言い放ち、いつもより少しだけ、急ぎ足で教室へと向った。