after Shining Moon&Star's 完結

そんなあたしの後を、星夜は追って来てくれる。


部屋の鍵をし、あたしの隣に並んだ星夜はさり気なく、あたしの手を握る。


そして、、、


「俺は、雫月だけだから。だから、雫月も俺だけ見てて」


そう、耳元で囁く星夜に、、、


あたしは、完敗だと思った。


あたしは歩みを止め、星夜のことを見る。


「星夜こそ。他の女の子が来ても、誘惑されないでよね」

「それ。男の子だと、どうなんの?例えば、凜とか」


凜くんは、、、


「凜くんは星夜より、あたしのこと好きだもん」

「それって、雫月の彼氏の俺からしたら、気に入らないんだけど」


そう言い、少しだけムッとしている星夜が、可愛く思えた。