after Shining Moon&Star's 完結

やっぱり、星夜は女の気持ちを理解し過ぎてる。


彼氏にあんなことを言われ、こんなキスまでされたら、、、


どんなに不安になろうが、どんなに怒っていようが、、、


そんなこと、どうでもよくなる。


勝手に妬いて、ちょっとだけ機嫌が悪くなったあたし。


でもこんな些細な星夜の行動に、また心が満たされ、、、


そして、あたしは星夜のことが好きだと実感させられる。


「星夜がホストだったら、あたし、、、毎日でも通っちゃうかも」


そんなあたしの言葉に、星夜は顔をクシャッとさせ、笑う。


「なら、毎日でも会いに来てくれても良いけど?雫月なら、俺は大歓迎だし」


そんな星夜から顔を背け、あたしは玄関を出た。


星夜に、あたしは勝てる気がしない。


そして、きっと星夜に勝てる日なんて来ないんだろう。


何処までも、あたしの心を掴んで離さない人。