after Shining Moon&Star's 完結

「わかった。雫月の事を、泣かせたりはしねぇ」

「簡単に、泣かないよ。あたしだって、良い年なんだから」

「そっか。でも、、、我慢だけは、絶対にするな」


そう言い、星夜は少しだけ先ほどより強く、あたしのことを抱き締める。


それに、あたしはコクンと頷いた。


「星夜も、無理しないで。強い人間なんて、居ない。人はみんな、弱い。だから、、、あたしは今、星夜と一緒に居る。弱いから、、、」

「雫月は弱くねぇよ。いつも、俺は雫月に助けられてる」


星夜、それはあたしも同じだよ。


星夜が傍に居てくれるから、あたしは壁にぶつかっても、前だけ見ていられる。


だからそんな星夜にとって、あたしも、、、


そんな人間で居たいんだ。