after Shining Moon&Star's 完結

そして、後、、、


何度掛けたら、あたしは元の生活に戻れるのだろう。


先は遠くて、何も見えない。


だけど、だからこそ、、、


あたしは、何度でもその呪文を唱える。


生きている、理由(わけ)を、、、忘れないために、、、


手術は、抗がん剤の治療の様子を見て、決めることとなった。


苦しい、抗がん剤治療。


こんなに苦しいのなら、何度も死にたいと思った。


そんな時、あたしはあの呪文を唱え、、、


生徒たちの顔を、思い出した。


彼らの卒業式に立つ、自分の姿を想像しながら、、、


そして、いつの間にか、、、


年を越え、、、


1月の下旬に、あたしの手術は決まった。