after Shining Moon&Star's 完結

一睡もしないまま、泣き腫らした目を冷やし、ママと口を交わすことなく、、、


あたしは、家を出た。


大学病院に着き、案内された個室。


病院着に着替え、あたしはここで患者へとなる。


「昨日、泣いた?」


あたしの病室に、女医が顔を出す。


「わかり、ます?」

「少し、目が腫れてるわ」


あたしは、自分の手でそっと目元を触る。


「大丈夫?」


女医が、あたしにそんな言葉を掛ける。


「大丈夫じゃない、かもしれないです。でも、、、1人で闘うって、決めたから、、、だから、「大丈夫だ」って、言っておきます」


それに、女医は複雑そうな顔をした。


そして、近くにあった椅子に腰を掛ける。