明日は、星夜との約束の日。


別に、忘れたわけじゃない。


だけど、、、それで、良いんだ。


「なら、明日の12時に手続きしておくわ。退院の時期は、詳しくまだ話せないけど、、、正月は、病院ね」

「仕方、ないですから」

「あたし、大晦日も仕事なの。だから、白戸さんと一緒よ」


あたしに気を使ってか、そんな言葉をくれた。


「じゃ、明日」

「よろしく、お願いします」


あたしは軽く頭を下げ、病院を後にした。


その足で、あたしは星夜の家と向った。


そして昨日書いた手紙と一緒に、婚約指輪を入れ、ポストに入れた。


手紙と言っても、、、


”0時に、電話します”


たった、それだけの文の、、、