少しだけ、軽くなった重荷、、、


それを背負いながら、あたしは大学病院へと向った。


「どう、体調は?」

「あたしの体のことをよく知っているのは、先生の方じゃないですか」


それに、女医は小さな笑みを溢した。


「明日から、冬休みなんです。だから、、、入院、しようかな?って」

「卒業式まで、しないんじゃなかったの?」

「そのつもり、だったんですけど、、、あたし、少しでも長く、、、生きなきゃ、いけないから」


あたしは、絶対に死ねないんだ、、、


「そう。希望を失ったわけじゃないなら、いいわ」

「でも、、、卒業式は、出たいです」

「わかったわ。入院は、明日からでいいの?」


その言葉に、あたしは頷いた。