もしかすれば、もう、、、


ステージⅢの階段を、上ってしまったかも、、、しれない。


でも、その事までは、、、


あたしは、サクに話せなかった。


「だから、冬休みの間、、、入院しようと、思う。これからも、生きて、、、いくために」

「ヒメは、、、知ってるのか?」


サクの言葉に、あたしは首を横に振る。


「教えてない。ママ、、、心配性だから」

「、、、言わないのか?」

「手術してから、言う。全部が無事に終わって、「病気だったんだ」って、「でも、もう直ったよ」って」


無駄に心配させるよりは、全てが終わってから話したい。


「だからサクも、、、誰にも、言わないで?」


それに、サクは困ったような顔をする。