after Shining Moon&Star's 完結

「やっと、明日から冬休みですね〜」


出勤すると、明るく水城先生がそんな言葉を溢す。


それに、あたしは適当に相槌を打った。


そんな簡単な行動でも、今のあたしにはドッと疲れる。


バレないよう、神経をすり減らす日々。


それは、学校の先生たちにも言えることで、、、


あたしの気が休まる時は、ない。


「白戸先生のクラスも、今回の冬休み追試は居ないんですよね?赤点者」

「なんとか、、、」

「良かったですね?そういえば、初めてじゃないですか?長期休みに、追試がないの」


水城先生の言葉に、あたしは作り笑いを溢す。


やっとそんな日が来たのに、今は喜べない。


それは、あたしが病気になってしまったからなのだろうか?