あたしは財布と一緒に、先ほど貰った紹介状を鞄の中へと閉まった。


その足で、1度星夜の家に寄る。


「どうだった?」


病院に行く前に、星夜にメールを送っていた。


だから、星夜はその事を聞いているのだろう。


「ただ、生理が遅れてるだけみたい」


あたしは安心させるように、星夜に笑いかける。


「そ、っか」


星夜は、少しだけ落ち込んだような顔を見せる。


「、、、ごめん」

「なんで、謝るんだよ」


だって、変な期待、、、させたのは、あたしだし。


「雫月は何も、悪くないだろ?だから、謝るな」


__ギュッ__


そして、星夜はあたしの事を抱き締めた。