GWが終わり、また同じ日常が幕を開ける。


春を終え、季節は夏を間近に控えた頃。


1人の生徒が、ぐれ始めた。


ぐれ始めたと言っても、元々真面目な生徒ではなかったが、、、


そんな彼の様子に、ずっと一緒にいる仲間たちも気づいているようだ。


だけど、そんな彼の姿を見るのは、彼らも初めてのことらしく、、、


そんな彼に、彼らもどう接して良いのか?


どうやら、わからないらしい。


常に一緒に居る彼らがわからないのに、あたしに何が彼をそんな風にさせているのか?


わかるわけも、なかった。


だけど、そうも言って居られない事態が起きた。


それは、1本の電話から始まった。