after Shining Moon&Star's 完結

あたし達、子供が年を取るように、、、


また、親も同じように年を取る。


それは誰しも、平等な事なのだ。


「好きな人と同じ時間を共有して、その時間をもっと長くって望むのは、当たり前のことだと思う」

「そう、だよね」


あたしは遥の言葉に、同意する。


「そして、その延長線上にあるのが結婚だと思う」


たった紙切れ、1枚のこと。


だけど、その紙切れの重荷は計り知れない。


「雫月」


遥は先ほどよりも真剣なまなざしで、あたしのことを見つめる。


「みんながみんな、認めてくれる優しい世界じゃない。だけど、あたしも凜も、、、これから、どんなことがあっても、雫月と星夜くんの味方だから」


遥の言葉に、少しだけ、、、


肩の重荷が、軽くなった気がした。