「同居って、どうなわけ?」

「どうって、何が?」


何がって、、、


それは、あたしにもよくわからないけど、、、


「う~ん。親と凜くんの関係?」

「何、雫月。星夜くんのこと、婿にする気なの?」

「まだ、わからない。星夜の家族とも、ちゃんと話してないし。ただ、、、お母さんのこと、1人にはしたくないなぁって」


遥はあたしよりも先に結婚して、ちゃんとした家庭を築いている。


それに関して、遥はあたしよりも先輩だ。


だからあたしは、遥に聞いておきたいと思っていた。


「結婚は、相手の家族のことがあるしね」


遥は、自分のグラスを見つめながら答える。


そして、ゆっくりと視線をあたしに戻す。