どう？と、言われても、、、


「でも、不味いとこは嫌だって言ったのは、遥の方じゃん」

「だって食べに行くなら、おいしい所の方が良いじゃん」


それは、そうだけど、、、


でも初めて来た土地で美味しいか、不味いかなんて、食べてみなきゃわからない。


それに人には好みと言う、曖昧なものがあるのだから、、、


「そんなこと言うから、ここになったんでしょ。どうせ、夜は美味しい食べ物が食べられるんだから良いじゃん」


そんなこと言い、あたしは遥のことを宥めた。


「それは、そうだけど」

「ねぇ。そういえば、あたし、、、遥に聞きたいことがあったんだ」


遥は、あたしの言葉に首を傾げる。