すっと、降りてきた。

みんなの注目の的。

「よっ!せいらさんっ!!」

そういったら、見事に無視。

そう思ってたら、不機嫌な感じで、

「なんか、用??」

と、聞いてきた。

結局は、聞いてくれる。

そんな様子も、かわいらしい。

横顔を見て、美人だなと思った。

「いや、挨拶をしなきゃいけないだろ?普通。」

せいらさんは、一度止まった。

そして、こっちを向いた。

「挨拶??あなた、今のが挨拶だとおもってんの?ただでさえ、機嫌が悪いのに喋りかけないでくださる?」

と、冷たいコメント。

そして、またあるきだした。

俺は、

「挨拶したつもりなんだけど、間違ってた?」

と、言った。

「ええ。大間違いだわ。」

「何々??俺から、挨拶してほしかったんだ!!!嬉しい!」

「んなこといってないでしょ。悪いけど、忙しいから、さようなら。」

といって、生徒会のメンバーのほうへ行った。

「照れてたじゃん。かわいいな♪」

そう呟いて、俺は教室に向かった。