ーーーーーーおはようございます。あなたはまたあいつと会っていましたね。いえ、別に羨ましいとかそんなんじゃないんです。ですが、約束通り彼は消えました。あなたが別れないからですよ。嘘だと思うなら、昨日から閉じられたカーテンを開けてみなさい。

し…………んだ?あの人が?うそよね。昨日まで話してたもの。

綾香は震える体を押さえながらカーテンを開けた。

いやぁぁぁぁぁぁ!

そこには、ベランダに彼の死体が、血まみれの死体がこちらを見ている。彼だと思うのに違う人みたいに不気味に笑ってる。

綾香は吐き気に襲われた。思わずカーテンを閉めた。

ひどいことをーーーーーー

綾香は部屋着を変えた。黒の生地から、白とピンクのハートがついている洋服にした。