私は勉強机に向かいうずくまる。

「う~。」
と、ちょっとうなってみたりして。

恋もうまくいきそうにないよ。恋なんて・・・。

私はまた、名前も知らない彼の顔を思い浮かべてみる。もう二日前のことなのに、やけにリアルに思い出せてしまう。

私は、新しいノートと鉛筆をとった。そして、あの空想を絵に。二人の出会いをストーリーにしてみる。

その世界の私は、やっぱりおどおどしているけど私よりも積極的で、前向きで、綺麗で、明るくて。そして、惹かれ合う二人は・・・。

う~ん、この先はまだ何も知らない私には描けないんだよ。

ごめんね、漫画の私。