俺たちは、顔をひきつった。 だって、猫がこっちに襲いかかって来るから! 「逃げろーーーー!!」 誰かの、大声で止まってた皆の足が動き出す。 俺たちは、無我夢中で駆け出す。 猫達は、諦めたのか追っては来なかった。 「太陽。あそこは無理そうだな。」 光星が言う。 「くそ!さっき見た時は居なかったのに。」 残念そうに肩を落とす太陽。