その夜も久御山とメール。

今日は久御山からきた。

『こんばんわ。今暇かな?』

『こんばんわ。うん
暇だよ!』

久御山からメールがきた!

そのとき夏美の言葉を思い出した。

『久御山美羽のこと好きだよ』

ダメダメ!

期待しちゃ!

絶対違うんだから。

でも気になったので久御山に聞いてみた。

『久御山って好きな人誰?』

思い切って聞いてみた。

『言えないけど。ヒントならいいよ』

ヒントか。まぁ、十分だね!

『じゃあ、ヒントお願い』

『髪が短くて優しくて天然でマイペースで可愛い子』

そんなの。わかるわけないでしょ!

髪が短くて天然でマイペースなのは私に当てはまってる。

自分でも思うほどマイペースで天然だ。

『そんなのわかるわけないでしょ!』

『じゃーね。俺の隣のクラス。』

『隣のクラスか。じゃあ私と同じクラスだね!探してみる』

『おう。じゃー明日な』

メールはそこで終わった私のクラスか。誰かな?