その夜私は久御山とメールをしていた。

『夏美と別れたんでしょ?』

『うん。そだよ』

『なんで。』

理由は知っているけど確かめたいのでもう一度聞いた。

『好きな人ができた。』

『そうなんだ。』

『うん。桜木には悪いことしたな。』

『そうだね。確かに悪いことだけど。』

『だけど?』

『なんでもない!もう寝るね。おやすみ』

私は眠かったのでメールをやめた。