私は5時ぐらいになり図書館をあとにし帰ることにした。

『じゃあ、夏美、久御山バイバイ!』

『美羽バイバイー、気をつけるんだよ! 美羽可愛いから誰かに付け回されちゃうぞ!』

『夏美冗談はダメだって!
じゃあ、久御山夏美を宜しく』

『おう。』

それから私達は別れ家に帰った。

それからというものの夏休みはあっという間にすぎもう新学期。

『夏美後期だねー!
クラス違うけど宜しくねっ』

『当たり前ー!』

その何気ない会話が日常だ。

私達は授業をうけもう放課後だ。

『夏美帰ろ〜』

『いいよ!桜とかとも帰ろ!』

桜(さくら)は私達とクラスは違うが自然と仲良くなり一緒に帰っている子だ。

『桜バイバイ!』

『2人ともバイバイ〜』

桜と別れてから2人で話していた。

そう。久御山の話だった。

『美羽ー。』

『なにー?』

夏美はすごい真剣な顔で話している。

『私ね。久御山に振られちゃった』

『え?』

話が理解できない。

あんなラフラブな2人が別れるなんて。

しかも振ったのが久御山から。

でも、夏美は泣いていなかった。

『久御山ね。好きな子ができたみたいー笑』

『夏美。辛かったね。』

私はそんなことしかいってあげられなかった。

だって。私はチャンスができたから。

でも、告白しない。

なぜなら向こうには好きな子がいるから。