……え?
今の声、智哉じゃないよね
目の前が滲んでて見にくいけど、
何故かそこに篤稀くんが立っていた。
私も智哉もほぼ半裸状態。
智哉はベルトを外していて、上半身も制服がはだけている。
私も制服がはだけて下着は丸見え。
でも、今更隠す暇なんてなかった
「は!?なんだよお前。普通見ないだろ。俺今、彼女と取り込み中……
「ならその“彼女”を泣かして何やってんだよてめぇは」
驚きで涙が止まってしまったけど、
それどころじゃない。
篤稀くん、どうして…………?
「ちっ。何なんだよ」
智哉は乱れてる制服を直して屋上から出て行った。
