浮気男と俺様男





「結衣〜。会いたかった」


甘えるように智哉は私に抱きつく。


「智哉!ここ学校だよ!誰か来たら…

「誰もいねぇから大丈夫だって」


そう言って、智哉がキスしてきた。

前はこんなこと学校でしてこなかったのに…


角度を変えてのキス。

そして、


「………!んんっ…」


無理矢理舌を入れてくる智哉に、


目を大きく開いてしまう



智哉……?



「もうこのままここでしちゃおっか」


……え?


そう言って、智哉は私の腕を掴んで屋上の隅っこに連れて行く。


「智哉?ここではやだ!」


「昨日したんだからいいじゃん。優しくするって」


そういうことじゃなくて…



好きだから断ることも出来ないけど、

でも、ここでこんなことしたくないよ