*** 「......遅くね?」 死んだ目をした久しぶりのアキ。 「ごめんっ、ちょっと用事片付けてきたの。」 「へえ。」 特に興味もないんだろう。 そんな風に感じる。 「..シャチってさ、でか...っ、」 私との会話なんて必要ないかのように、アキはキスで遮る。 「もう黙れよ。」 鋭いその目で見られると、何も言えなくなる。 さからえない。