「..わかったよ。。しゃーない。」

ケイの勢いに負けて相当大事な何かなのだろうと思った私は渋々ケイに付き合うことにした。

「おう。じゃあ駅前に9時。」

私が承諾したとたんにそれだけ言うと

ケイはしれっと自分の席に戻ってしまった。

「なんだあいつー」

「いいなあ。」

「えっ、?」

「私、有ヶ谷くんと仲良くなりたい。」

マユコが遠いような目をして言った。