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家を出て数分後に電話がかかってきた。






《中西大輔》






「もしもし~大ちゃん??」


『羽音か!?』


「そ~だよ~??どしたの?そんな焦って…」


『いいか…落ち着いて聞けよ』


「ん???」


『達也がな…』


「達也ぁ???達也がどうしたの??」


『その…な』


「もしかしてシュート決めたとか!?」


『いや…』


「そうなんでしょ!?わ~早く見に行きたいなぁ!」


『そうじゃない!』


「大…ちゃん???」


いきなり叫んだ大ちゃんに


嫌な予感を感じた…。



『そうじゃないんだ、羽音』


「どーゆー…こと??」


『達也な…』


「うん」


『アイツさっきな…』


「うん…」



















『トラックにはねられたんだよ』