「なんで真白君がここに…?」 見ると、緋鳥が真白君の後ろで倒れている。 「死んでないぞ。気絶しているだけだ」 麟の視線に気づいたのか、真白が言った。 藤宮真白は藤宮家の跡取りで大学生。 麟は駆け寄ってきた由来につかまって立ち上がる。 「それで、どうして真白さんが京都に?」 「…とりあえず、お前んとこの屋敷に戻るぞ。土地神は式に運ばせる」 真白は由来の質問には答えずに式を出し、そのまま歩き出す。 麟と由来は黙って付いて行った。