「!?」 麟と由来は驚きで言葉を失う。 緋鳥からは瘴気が溢れ出ていて、目はるりが言っていた様に赤く、体の回りは黒い紐のようなものが巻きついている。 それはよく見ると、黒い鎖だった。 今の緋鳥はどうみても理性を失った妖にしか見えず、土地神だったことが嘘のようだ。 緋鳥は荒く息をしながら、もがく様にバタバタと翼を上下させている。 体長が二メートルぐらいあるからとても圧倒される。 緋鳥はそのままじりじりと近づいてきた。 麟と由来もそのままゆっくり後ろに下がる。