「麟…麟!?」 「えっ!?」 いくら呼んでも気づかない麟に、紫が麟の肩に手を置く。 「瑠璃ちゃんは私と千恵子さんで見るから、二人とも休んでいいよ」 紫に言われ麟は時計に目をやると、すでに十二時を回っていた。 「…うん、分かった。でも瑠璃が目を覚ましたらすぐに教えてね。おやすみなさい」 千恵子が頷いたのを見届けると、麟と由来はそれぞれの自室に戻った。