夜の森は暗くて今にも何か出てきそう。 ひたすら森の中を歩き続けていると、少し先に何かが落ちているのに気がついた。 「…何だろう、あれ」 二人がそっと近づくと、そこには血だらけの瑠璃が横たわっていた。 「え?瑠璃!?」 二人は急いで瑠璃のそばに駆け寄る。 瑠璃の背中には爪あとのような大きな切り傷があり、体は血でぐっしょりと濡れていた。 あまりの光景に麟は動けずに居ると、 「とにかく、瑠璃をつれて急いで戻りましょう!」 由来が瑠璃を抱えて走り出す。 麟も急いで後に続いた。