どうして彼女のことを、いつも傷ついてからしか助けてやれないんだろう。 幼馴染みとして、俺はあいつのことが大切だ。 でもそれじゃ、ダメなのか? 私は、酷い女だ。 本当は彼女の気持ちを分かってたのに、知らないふりをした。 「中原さん、いいから俺を頼ってよ。」 「もう、俺は夕と幼馴染みでいられないの…?」 「中原さん、ごめんなさい…」 濡れた君に青い傘を