屋上で待ってる






蓮は少し不思議そうな顔をしていたけど、じゃな!と手を振って帰っていった。









一人に、なった。





不意に、外で雷がゴロゴロと唸っているのが聞こえた。








──…屋上、行こうかな。





ふと、そう思った。